ソフト99コーポレーションは9月8日、自動車用技術を応用した設備用防汚コーティング剤にウイルス不活性化効果を付与する実証に成功したと発表した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、多くの利用者が集まる公共施設や教育施設、商業施設におけるメンテナンス業務では、従来の清掃業務に加え、接触感染抑止としてのアルコール消毒などの作業が大きな負担となっている。
今回、ソフト99コーポレーションは、新開発した防汚コーティング剤にて抗ウイルス性試験(ISO 21702)を実施。エンベローブ型ウイルスが99%以上減少する抗ウイルス効果の実証に成功した。
同社の防汚コーティング剤は、長期にわたって防汚効果を発揮するように設計されており、今後の課題は、抗ウイルス性についても同様の長期持続性能を確保することだ。現在も効果の持続性を実証するための試験を実施している。同社では、接触感染抑止のためにますます業務負担が増加している公共施設や教育施設、商業施設など、新開発の防汚コーティング剤の効果をともに検証する施設を募集。年内の完成を目指し、開発を進めていく。
ソフト99、施設向け防汚コーティング剤にウイルス不活性化効果を付与 実証に成功
2020年09月08日(火) 11時30分
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