三菱自動車水島製作所(参考画像)

三菱自動車は4月28日、2020年3月の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。総生産台数は前年同月比4.1%減の12万4234台で7か月連続のマイナスとなった。

国内生産は同14.3%増の6万6307台で8か月ぶりのプラスだったが、海外生産は同19.0%減の5万7927台と6か月連続で前年実績を下回った。

国内販売は同26.0%減の1万2579台で6か月連続のマイナスとなった。登録車は主力の『デリカD:5』が落ち込み同49.6%減の4551台、軽自動車は『eK』シリーズが順調で同0.6%増の8028台。シェア(軽自動車・輸入車含む)は2.4%で前年同月から0.6ポイントダウンした。

輸出は北米向けが増加し、同8.9%増の3万6344台で2か月連続のプラスとなった。

2019年度(2019年4月〜2020年3月)の総生産台数は前年比7.2%減の133万7399台で3年ぶりのマイナスとなった。国内生産は同6.1%減の62万0676台、海外生産も同8.2%減の71万6723台、いずれも3年ぶりに前年実績を下回った。

国内販売は同9.1%減の9万4944台で3年ぶりのマイナスとなった。登録車は同11.3%減の4万14224台、『エクリプスクロス』などが不振だった。軽自動車もeKシリーズが順調だったものの、同7.4%減の5万3522台。シェア(軽自動車・輸入車含む)は2.1%で、前年度から0.1ポイントダウンした。

輸出は北米や欧州向けがやや減少し、同14.0%減の36万9541台で3年ぶりのマイナスとなった。

三菱デリカD:5《写真 三菱自動車》 三菱eKクロススペース《撮影 安藤貴史》 三菱エクリプスクロス《写真 三菱自動車》