出光興産

出光興産は4月21日、原油価格の下落などで2020年3月期の経常損益が150億円の赤字に転落するとの業績見通しを発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が落ち込む中で、原油価格が急落している。このため、売上高は前回予想より1000億円減となる6兆円に下方修正した。

損益では燃料油セグメントの在庫影響の損失拡大、原油価格急落によるタイムラグ影響で約1100億円悪化するほか、石油化学製品マージンの縮小を見込むことなどから50億円の赤字転落する見通し。前回予想では1650億円の黒字だった。

当期損益も250億円の赤字となる見込み。前年実績は814億5000万円の黒字だった。