松江市でグリーンスローモビリティを活用した地域住民の移動支援事業がスタート《画像 国土交通省》

国土交通省は、島根県松江市でグリーンスローモビリティを活用した地域住民の移動支援事業がスタートしたと発表した。

今回、松江市で実施するグリーンスローモビリティを活用した地域住民の移動支援事業は、社会福祉法人のみずうみと、エコ×ユニバーサルな松江のまちづくりを考える会が、高台団地の住民に対する移動を支援するもの。運行エリアは松江市法吉団地、比津が丘団地、うぐいす台団地、淞北台団地で、一部有償でデマンド運行と移動支援・買い物支援サービスを行う。

利用できるのは地区内の住民とその親族の会員登録者で、車両は7人乗りゴルフカート1台、4人乗りゴルフカート2台を使用する。デマンド運行の午後1回目の乗車時のみ運賃100円が必要で、午前中のデマンド運行、移動支援・買い物支援サービスは無料。

淞北台団地唯一の商店の撤退を補完するため、自治会・地域ボランティア、法吉団地にある商店が協力して開店した「みずうみRe×hopeストア」の売上の5%を運行資金に充てる。

グリーンスローモビリティは環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能で、高齢者の移動手段確保や、観光客の周遊につながる「新たなモビリティ」として国土交通省が事業化を支援している。

松江市でグリーンスローモビリティを活用した地域住民の移動支援事業がスタート《画像 国土交通省》