新型スキャンツール「MTG-デュアルタブ」《画像:スナップオン・ツールズ》

スナップオン・ツールズは、新型スキャンツール「MTG-デュアルタブ」およびTPMS(タイヤ空気圧監視システム)診断ツール「TPMS4JPN」を発売する。

MTG-デュアルタブは、高度な故障診断にも対応するスキャンツール「MTG5000」の機能と、欧米車に幅広く対応するスキャンツール「i-Scan e」の2つの診断機を1つのタブレットで操作できるMTG シリーズの最新モデルとなる。

新製品は、国産乗用車8メーカー、欧州・北米・アジア車52メーカー、スーパーカー5メーカー、トラック5メーカーの合計70メーカーに対応。故障コード(読み出し・消去)、データモニタ、フリーズフレームデータ、作業サポート、アクティブテスト、カスタマイズ、レディネストテストといった基本機能を備える。

さらに、全システムの故障コードを自動チェック、タイヤ、エンジンオイル、バッテリーなどの診断結果を任意に入力し、Wi-Fiダイレクトプリントで顧客へ愛車診断シートを提示可能。履歴検索表示機能で過去の愛車診断シートを確認することもできる。

また、今まで欧州車のカスタマイズはコンピューターの設定変更(コーディング、書き換え)となるため、高度な知識や技術が必要だったが、新製品は誰でも簡単にコンピューターの設定変更が可能。欧州車カスタマイズは、VW、アウディ、メルセデス、BMW、MINI、ポルシェ、ベントレーの7メーカーに対応する。

そのほか、特定整備に必要なASV(先進安全自動車)に搭載されている電子制御装置(カメラ、ミリ波レーダー、赤外線レーダー、超音波ソナー等)の機能調整(エーミング等)にも幅広く対応。メーカー・車種別のエーミング調整用の基準値データを保有し、エーミング調整から作業証明書作成までを1台で完結できる。

価格(税別)は54万3636円。

TPMS診断ツール「TPMS4JPN」は、日本・米国・欧州車に搭載されたタイヤ空気圧センサーに完全対応する最新モデルだ。

TPMSは、ホイール内部に設置された送信機付センサーで空気圧・温度を常時測定、車載コンピューターを通してドライバーへ異常を知らせる安全システム。TPMS4は、センサー(送信機)テスト、センサーデータ確認、タイヤ空気圧監視システムの再学習のサポートができるほか、アフターマーケットのTPMS(白ロム)へのセンサー情報のプログラムも可能だ。

また、トヨタ、レクサスなど一部のメーカーのセンサー登録には診断機が必要となるが、TPMS4はデータ表示機能でタイヤを外すことなくセンサーIDが読み出せるため、診断機での登録にも便利。このほか、純正部品・OEM・アフターマーケットの部品データベースを収録した部品番号検索機能も搭載する。

価格(税別)は11万8000円。

新型TPMS診断ツール「TPMS4JPN」《画像:スナップオン・ツールズ》 新型スキャンツール「MTG-デュアルタブ」《画像:スナップオン・ツールズ》 新型スキャンツール「MTG-デュアルタブ」《画像:スナップオン・ツールズ》 新型TPMS診断ツール「TPMS4JPN」《画像:スナップオン・ツールズ》 新型TPMS診断ツール「TPMS4JPN」《画像:スナップオン・ツールズ》