猫《写真AC》

JAF(日本自動車連盟)は、猫がクルマに入り込んだことによるトラブルの救援依頼が、2020年1月の1か月間で42件あったことを発表した。

42件のうち、エンジン始動後にドライバーが猫に気づき、救援要請したと明確にわかるものが9件あった。気づかずエンジンをかけてしまうとエンジンベルトなどに猫が巻き込まれるケースがある。猫の命を守るためにも、乗車前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践したい。

今年は暖冬にも関わらず42件もの要請があった。猫は暖かい場所を求めてエンジンルームに入り込むと思われがちだが、JAFには1年を通してトラブルの救援要請がある。猫は暖かい場所だけでなく狭い場所も好む。クルマのエンジンルームは風雨が入りにくく暗く狭い空間で、警戒心の強い猫にとっては安心できる場所となるため、冬場に限らず注意が必要だ。

なお、ボンネットを叩くいわゆる「猫ばんばん」は有効だが、万能ではない。叩いて出てくるかは「個猫差」がある。JAFでは、叩いたあと猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認するよう呼びかけている。