EVバスの充電を活用したエネルギーマネジメント実証の概要《画像 中部電力》

中部電力、信南交通、飯田市は2月14日、EVバスを運行するとともに、EVバスの充電を活用したエネルギーマネジメントを実証するため「地域循環共生圏構築による持続可能な地域づくりに向けた新たなモビリティの活用実証に係る基本協定」を締結したと発表した。

実証実験では、飯田市の市街地を走行する路線バスにEVバスを1台導入して、環境負荷低減効果などを検証する。EVバスの運行予定を調整して太陽光発電設備の発電時間に合わせて充電する。太陽光発電設備の発電量を活用するとともに、再生可能エネルギーの電力系統への連携を拡大する。バスロケーションシステムやサイネージを活用して、EVバスの利便性向上や需要創生に資する附帯事業についても実証する。期間は2月14日から2022年3月31日まで。

飯田市は地域内での調整や、信南交通、中部電力に対するサポート、信南交通がEVバスの運行管理、中部電力が実証の全体統括・実証の詳細検討・実行と、EVバス車両導入に関して調整をそれぞれ担当する。