フォードFシリーズ《photo by Ford Motor》

フォードモーター(Ford Motor)は2月4日、2019年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は538万6000台。前年比は10%のマイナスだった。

市場別では、北米が276万5000台にとどまる。前年の292万7000台に対して、5.5%のマイナス。米国では、新車販売が後退局面に入った。大型ピックアップトラックのフォード『Fシリーズ』の2019年の米国販売は、1.4%減の89万6526台だった。

また南米は、29万5000台。前年の36万3000台に対して、18.7%減と2年連速のマイナスだ。

欧州は2019年、141万8000台を販売した。前年の153万3000台に対して、7.5%減と2年連続で前年実績を割り込んだ。フォード『フィエスタ』が販売の中心だ。中東およびアフリカは、9万4000台。前年の10万9000台に対して、13.8%のマイナスだった。

また、アジア太平洋地域では2019年、81万4000台を販売した。前年の105万5000台に対して、22.8%減と大幅なマイナスが続く。主力の中国市場が27%減の53万5000台。米中の貿易戦争の影響により、新車販売が落ち込んだ影響を受けている。

フォード・フィエスタ《photo by Ford Motor》 フォード・マスタング《photo by Ford Motor》