ジャガー・ランドローバーのラルフ・スペッツCEO《photo by Jaguar Land Rover》

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は1月30日、ラルフ・スペッツ氏が2020年9月にCEOを退任すると発表した。

ラルフ・スペッツ氏は2010年2月、ジャガー・ランドローバーのCEOに就任した。ヨーロッパの自動車業界で 長年のキャリアを積み、その多くをBMWグループで過ごした。BMWグループでの最終的な肩書は、当時BMWグループの傘下にあったランドローバー社の副社長だった。

その後、フォードモーター傘下のプレミアオートモーティブグループの製造・品質・製品計画担当ディレクターを経て、ドイツの大手ガス&エンジニアリンググループ企業Lindeグループにおいて、会長直属のグローバルオペレーション部門の責任者を務めていた。

ラルフ・スペッツ氏は2020年9月、CEOを退任する。退任後は、執行権を持たない副会長に就任する予定だ。

ジャガー・ランドローバーを傘下に持つタタモーターズのナタラジャン・チャンドラセカラン会長は、「過去10年間にわたる彼の情熱とコミットメントに感謝したい。ジャガー・ランドローバーを英国のニッチメーカーから、尊敬される、技術をリードするグローバルなプレミアム企業に発展させた」と述べている。