ピニンファリーナ・バッティスタとマヒンドラレーシングのフォーミュラE《photo by Automobili Pininfarina》

アウトモビリ・ピニンファリーナは、2020年に市販予定のEVハイパーカーの『バッティスタ』(Automobili Pininfarina Battista)の顧客を対象に、「フォーミュラE」の実車をドライブできるプログラムを開始した、と発表した。

アウトモビリ・ピニンファリーナは、イタリアのデザイン工房、ピニンファリーナの親会社であるインドの大手自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラ(マヒンドラ)が立ち上げた新ブランドだ。その最初の市販車が、EVハイパーカーのバッティスタ。バッティスタとは、ピニンファリーナの創設者、バッティスタ・ファリーナ(Battista Farina)氏に敬意を表すネーミングとなる。

バッティスタのEVパワートレインは、4個のモーターを搭載し、合計で最大出力1900hp、最大トルク234.5kgmを引き出す。パワフルなモーターが4輪を駆動し、トルクベクタリング機能も採用した。0〜100km/h加速2秒以内、0〜300km/h加速12秒以内の性能を発揮する。ピニンファリーナによると、0〜100km/h加速2秒以内の性能は、現行のF1マシンを凌ぐという。

また、バッティスタは5種類の走行モードが切り替えできる。最高速は350km/hオーバーだ。リチウムイオンバッテリーはセンタートンネルとシート後方に、T字型にレイアウトされ、蓄電容量は120kWh。1回の充電での航続は、およそ450kmの性能を備える。バッテリーは急速充電に対応している。

アウトモビリ・ピニンファリーナは、このバッティスタの顧客を対象に、マヒンドラレーシングのフォーミュラEの実車をドライブできるプログラムを開始した。元F1ドライバーで開発チーフドライバーのニック・ハイドフェルド氏の指導の下、スペインのサーキットにおいて、バッティスタの顧客がフォーミュラEを走行させる。アウトモビリ・ピニンファリーナは、驚異的なEVパフォーマンスを味わう、またとない機会を提供する、としている。

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