ボッシュ(Bosch)は、イタリアで開幕した「ミラノモーターサイクルショー2019」(EICMA 2019)において、二輪車向けのスタビリティ コントロールの「MSC」が、電動二輪車として初めて、『Zero SR/F』に搭載された、と発表した。
Zero SR/Fは、米国カリフォルニア州に本拠を置く「ゼロ・モーターサイクルズ」が開発・生産する電動バイクだ。モーターは最大出力110hp、最大トルク19.3kgmを引き出し、最高速200km/hの性能を発揮する。
バッテリーは、蓄電容量14.4kWhのリチウムイオンだ。1回の充電で、最大259km(市街地走行の場合)の航続を可能にする。充電は出力3kWチャージャーで、およそ4時間30分だ。
ボッシュの二輪車向けのスタビリティ コントロールのMSCが、このZero SR/Fに電動二輪車として初めて搭載された。ボッシュのMSCは、危険なローサイドの状況下でライダーをアシストするだけでなく、コーナーでのブレーキング時にも瞬時に対応する。これにより、走行安定性とブレーキ性能の両方が向上するという。
ボッシュは、電動二輪車を含むさまざまなタイプの車両で、セーフティシステムの需要が増加している、としている。
ボッシュの二輪車向けスタビリティコントロール、電動バイクに初搭載…EICMA 2019
2019年11月08日(金) 11時00分
関連ニュース
- パーツある? ボッシュのクラシックカー向け新サービス (04月06日 18時30分)
- エスプレッソマシンで居眠り運転を防止? ボッシュとアマゾンが協力…CES 2024 (01月16日 16時45分)
- EVの充電を駐車まで含めて完全自動化、ボッシュとVWが共同実験…CES 2024 (01月09日 14時15分)