
PSAグループ(PSA Group)は、2019年1〜9月の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は257万7400台。前年同期比は4%減とマイナスに転じた。
世界最大の新車市場、中国は減速した。2019年1〜9月は東南アジアと合わせて、9万3500台にとどまった。前年同期比は40.1%減と、2桁のマイナスが続く。
一方、日本は1万2007台を販売し、前年同期比は9.8%増と好調だ。ブランド別では、プジョーが7.7%増の8292台、シトロエンが12.1%増の3039台、DSが27.8%増の676台を売り上げる。
欧州の2019年1〜9月実績は、後退した。PSAグループの1〜9月の欧州新車販売は、224万7000台。前年同期比は2.7%減と、マイナスに転じた。そんな中、シトロエンブランドは前年同期比7.8%増の61万4200台、DSブランドは56.4%増の3万8900台と伸びている。
南米は1〜9月、前年同期比7.2%減の10万2400台と減少傾向にある。インド太平洋地域は、前年同期比3%増の1万9300台とプラスを維持する。中東とアフリカは10万5000台にとどまった。前年同期比は41.2%減と、大幅な落ち込みが続く。
PSAグループの2018年世界新車販売台数は、387万7765台。前年比は6.8%増と、5年連続で前年実績を上回っている。

