コンチネンタルと3Mが共同開発するインフラ対車両(V2I)通信技術のイメージ《photo by Continental》

コンチネンタル(Continental)は10月15日、3Mと提携を結び、「I2V」(Infrastructure to Vehicle:インフラ対車両)通信技術を共同開発すると発表した。

コンチネンタルと3Mは提携によって、両社が持つノウハウを組み合わせる。これにより、道路インフラ技術全体を向上させることを目指す。自動運転の実用化に引き続き取り組みながら、道路の安全性を高めることが狙いだ。

コンチネンタルと3Mは、インフラストラクチャと車両インターフェースを共同で評価する。具体的には、高解像度マップで車両を特定するために、明確な環境ランドマークを使用して、ローカリゼーションと修正サービスを行う。また、 安全性を向上させるために、横断歩道、信号交差点、その他の静止物体や移動物体を含めた道路環境の物体の識別と分類を行う。さらに、ワークゾーンやワークゾーンの周辺の物体の認識とワークゾーンのステータスの改善を図る。

コンチネンタルは、両社のパートナーシップが都市部や郊外などすべての道路利用者の交通安全を向上させ、自動運転の継続的な開発を支援する、としている。