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オートバックスセブンは、加盟店契約を結ぶユーエイにて受け入れているフィリピン人技能実習生の1名が、新在留資格「特定技能1号」の自動車整備分野で国内第1号の許可を受けたと発表した。

特定技能1号は、国内の労働者不足解消を目的に、2019年4月より創設された新たな就労ビザ。受入れ業種で適切に働くために必要な知識や技能、日本語能力が必要となる。特定技能1号の許可を受けると、通算で5年までの日本滞在が認められる。

今回、特定技能1号の許可を受けたフィリピン人技能実習生は、2016年9月より来日し、ユーエイの運営する「スーパーオートバックス KUKI(埼玉県久喜市)」にて、金属塗装職種の技能実習生として受け入れており、ユーエイの支援・指導を受けて、三級自動車ガソリン・エンジン整備士の資格を取得。また、日本語能力試験では、日常的な場面に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解できる「レベルN2」を取得するなど、技能実習生として積極的に活動をしていた。

フィリピン人技能実習生は、特定技能1号における自動車整備分野での技術の水準ならびに日本語能力の要件を満たしており、今回、本人の希望により新在留資格の変更申請を行い、許可を受けた。本人は特定技能1号に移行後も、ユーエイにて引き続き就労する。

オートバックスグループでは、協同組合オートサービス・インターナショナルを通じて、2006年よりフィリピンのパーペチュアル大学と提携し、技能実習生をオートバックス店舗で積極的に受け入れている。2019年9月現在では自動車整備職種で約200名の実習生が活躍。今後は本人の希望なども踏まえて、特定技能1号への移行者が増加する予定で、同社子会社であるチェングロウスを通じてサポートしていく。