ソフトバンクは、ITを活用して運送業界での価値創出を目指すCBcloudと運送分野のIT化に関して業務提携契約を締結したと発表した。
CBcloudは、軽貨物車両と荷主を即時につなぐマッチングプラットフォーム「PickGo」や、AI(人工知能)、ブロックチェーンを活用した動態管理システム「ichimana(イチマナ)」を提供している。
今回の業務提携は、効率的なサプライチェーンのラストワンマイルの配送を担う軽貨物、一般貨物の運送領域に、CBcloudのITを活用したプラットフォームやソリューションを提供する。
ラストワンマイルの軽貨物運送領域では、CBcloudの「PickGo」と連携して全国で約1万2000人以上の軽貨物ドライバーが登録するマッチングプラットフォームを提供する。同時に、宅配の効率化ソリューションであるCBcloudの「LAMS(ラムズ)」を活用し、効率的なルート配送や荷積みノウハウの提供、受領サインの電子化など、ITを活用して軽貨物ドライバーの業務を自動化・効率化する。
一般貨物運送領域では、両社が連携して基幹配送を担う中小運送事業者の開拓、同事業者へのCBcloudの業務支援システム、通信サービス・スマートフォンを提供する。
また、ラストワンマイルの軽貨物運送領域では、ソフトバンクとイオン九州が2019年6月から開始した実証実験に協業パートナーとしてCBcloudが参画し、「PickGo」を活用してイオンショッパーズ福岡店(福岡市中央区天神)のネットスーパーの注文品の夜間配送を行っている。
ラストワンマイル、ITを活用した貨物輸送 ソフトバンクとCBcloudが提携
2019年09月14日(土) 13時00分