ジャガー・ランドローバーが開発中の次世代3Dヘッドアップディスプレイ《photo by Jaguar Land Rover》

ジャガー・ランドローバー (Jaguar Land Rover)は8月20日、次世代の3Dヘッドアップディスプレイを開発していると発表した。

次世代のヘッドアップディスプレイの研究は、ジャガー・ランドローバーの「スマートキャビン」の開発の一環だ。安全性やエンターテインメント、利便性を高め、ドライバーや乗員向けに、車内でパーソナライズされた空間を構築することを目指す。

次世代の3Dヘッドアップディスプレイでは、車線の逸脱などの危険、ナビシステムの進路案内など、ドライバーにリアルタイムの安全警告を投影する。これにより、悪天候などによる視界不良の影響を低減させる。

また、次世代の3Dヘッドアップディスプレイには、拡張現実(AR)を導入する。メッセージを前方の道路に直接表示することにより、情報の視認性を引き上げる。ジャガー・ランドローバーによると、ドライバーの危険に対する反応時間を、大幅に短縮する可能性があるという。

さらに、次世代の3Dヘッドアップディスプレイは、将来の自動運転時代の到来に対応するものとなる。乗員は自動運転で移動中、車内で3D映画を視聴できるようになる。最新のテクノロジーによって、専用のメガネを着用することなく、3D映画を直接ストリーミングできるようになる、としている。

ジャガー・ランドローバーが開発中の次世代3Dヘッドアップディスプレイ《photo by Jaguar Land Rover》