アジアクロスカントリーラリー2019参戦マシン《画像:KYB》

KYBは、8月10日より7日間、タイおよびミャンマーで開催される「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2019」に、「TEAM JAOS」のコ・ドライバーとして、KYB社員である田中一弘氏が昨年に引き続き参戦すると発表した。

田中氏は、2001年KYBに入社。自動車メーカーからアフターパーツ、モータースポーツまで幅広いショックアブソーバの設計経験を持つ。AXCRには2015年、2016年の2年間、TEAM JAOSのKYB製ショックアブソーバの設計を担当し、サービスクルーとしてレースサポート。自ら設計したショックアブソーバのよりリアルなデータを収集するため、2017年に初めてコ・ドライバーとして挑戦。現場で得た生のデータを製品開発へフィードバックする。なおドライバーはジャオスの能戸知徳氏が担当する。

またKYBとTEAM JAOSは、クロスカントリーラリー用のショックアブソーバを共同開発。過去3年間におよぶハイラックスでの参戦実績よりダンパ特性を最適化し、悪路走破性を高めるとともに、DLCコーティングをピストンロッドに施し低フリクション化を図り、高いドライバーズビリティを実現。さらに強度・剛性を向上させ耐久性を確保している。KYBは参戦マシン「トヨタハイラックス」に搭載し、TEAM JAOSとともに表彰台を狙う。

アジアクロスカントリーラリー2019参戦マシン《画像:KYB》 共同開発クロスカントリーラリー用ショックアブソーバ《画像:KYB》 能戸知徳氏(左・ドライバー)と田中一弘氏(コ・ドライバー)《画像:KYB》