ソフトバンクがグラブを通じてインドネシアの都市部での次世代輸送ネットワーク構築に20億ドルを投資すると発表。右から4人目はソフトバンクグループの孫正義会長兼CEO《photo by Grab》

グラブ(Grab)は7月29日、ソフトバンクがグラブを通じて、インドネシアの都市部での次世代輸送ネットワーク構築に20億ドルを投資すると発表した。

グラブは、東南アジアの8か国338都市の幅広い地域において、個人間のライドシェアやタクシー配車サービス、ドライバー向けレンタカーサービスといったオンデマンド輸送サービスを展開している。2018年3月には競合関係にあったウーバー(Uber)から事業譲渡を受け、東南アジア地域において高いシェアを持つ。

グラブは今回、ソフトバンクがグラブを通じて、インドネシアの都市部での次世代輸送ネットワーク構築に20億ドルを投資すると発表した。この投資は、5年間にわたって行われる予定だ。グラブとソフトバンクは、より環境に優しくクリーンな輸送網を作り出すため、EVエコシステムに基づく次世代の輸送ネットワーク構築に投資する。

また、グラブとソフトバンクは、インドネシアの発展と将来のテクノロジー導入を促進するため、インドネシアを対象とした地理マッピングソリューションも開発していく。