西日本旅客鉄道(JR西日本)は、瀬戸内エリアで「観光型MaaS」実証実験を実施すると発表した。
観光型MaaS(モビリティアズアサービス)の実証実験では、瀬戸内エリアへの観光誘客拡大に向けて、出発地から目的地までの新幹線をはじめとする鉄道、現地での船舶、バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェアリングなどの交通機関、さらに地域の観光素材を、スマートフォンなどでシームレスに検索・予約・決済できるアプリを提供する。現地をおトクに周遊できる「デジタルフリーパス」も設定する。
ジョルダン、JapanTaxi、電脳交通、タイムズ24、JR西日本レンタカー&リース、しまなみジャパンなどが参加する。
実験の期間は2019年10月から2020年3月まで。出発エリアは日本国内全域で、到着エリアが広島県東部を中心とするエリア。
MaaSアプリは「観光スポット」の立ち寄り地を登録することで、その間のすべてのルートを検索、旅行行程を作成できる「スケジューラー機能」を搭載する。作成した行程は保存・上書きによる管理が可能で、旅行前の行程の組み立てや旅行中の行程変更にも対応可能。ルート提案として出発地からの鉄道に加え、船舶、バス、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェアリングなどの二次交通情報を提供する。観光スポットは、地元と連携し整備した、おすすめ観光コンテンツのほか、現地の飲食店や宿泊施設の情報を提供する。
瀬戸内エリアで観光型MaaS、JR西日本など実証実験 10月から開始
2019年07月18日(木) 10時45分