自動車整備のロータスクラブ(全日本ロータス同友会)は、6月12日・13日に新横浜プリンスホテルで理事総会および第7回全国大会を開催した。
ロータスクラブには、全国1650社(約2500店)の自動車整備会社が加盟しており、第7回全国大会にはこのうち540社が参加。「Catch the dream!! ONE LOTAS 〜さらなる進化と未来を目指して〜」の大会テーマのもと、激動期を迎えている自動車マーケットに対するロータスクラブの姿勢と指針、および取り組み内容を発表した。
今期より第9代目会長に就任した小川晃一氏は、「くるま新時代!地域になくてはならないお店を実現する」との2019年度基本方針を発表。特に「次世代自動車を積極的に自社の中心に捉えながら事業を展開」と、「地域になくてはならない環境に配慮したお店の実現」の2点を加盟各社が達成できるよう、組織全体で支援していくとの意欲を示した。
ロータスクラブは、加盟各社が、EV・PHV・PHEVなど次世代自動車の整備・点検を行う体制作りを整えるために、「LOTAS次世代自動車取扱認定制度」を推進。現在、認定店となった加盟会社数は1410社となり、今年度中の全社加盟を視野に入れている。今後は、EV・PHV・PHEVなどの整備・点検・車検への取り組みを強化し、情報発信などによって積極的にアピールしていく。
またロータスクラブは、統一整備システム「ロータスプログレス」の普及活動を強化し、本格的な運用に向けた土台づくりを進める。ロータスプログレスは、ロータスクラブがIT企業とともに開発した独自の整備システム。通常の整備業務の情報化・合理化に貢献するだけでなく、ロータスクラブに加盟する全社の整備情報をビッグデータとして活用することで、加盟各社の顧客にも新たな提案やサービスの提供を実現する。2018年9月からスタートして、2019年5月末にて146社が導入・使用しており、2025年には加盟全社での導入を目指している。
ロータスクラブ、自動車整備にビッグデータ活用を推進 次世代対応を加速
2019年06月14日(金) 16時00分