トヨタ紡織は、富士裾野工場での自動車および鉄道用シートなどの生産を2020年12月までに停止、同工場へ納入するシートカバーやドア部品を生産するグループ会社、TBソーテック関東も2020年8月に生産を停止すると発表した。
今回の生産停止の決定は、自動車業界の変革期に対応する、同社の国内生産体制再構築の一環。富士裾野工場およびTBソーテック関東での生産は、東北や東海など他地域へ集約する予定だ。なお同市内にあるトヨタ自動車東日本東富士工場も2020年12月末までに乗用車の生産を終了し、工場を閉鎖することが決定している。
富士裾野工場は2009年の設立から、高級車やウェルキャブ車両用シートなどを生産。『センチュリー』や『アルファード』のロイヤルラウンジ、通常の乗用車の数倍の耐久力を誇るジャパンタクシー、新幹線のグランクラスなどに搭載される匠のシートを生み出す高い技術力を培ってきた。TBソーテック関東もシートカバー縫製の高い技能でトヨタ紡織グループの生産を支えてきた。
トヨタ紡織、富士裾野工場のシート生産を2020年12月までに停止
2019年04月11日(木) 08時30分
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