ジャガー・ランドローバーが研究開発中の車内でウイルス拡散を防ぐシステムのイメージ

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は3月27日、紫外線を用いた「UV-C」技術によって、風邪やインフルエンザのウイルス拡散を防止するシステムを将来、市販モデルに搭載するための研究開発に取り組んでいると発表した。

UV-C技術は、70年以上にわたって医療業界で使用されている。UV-Cは200〜280nmの波長範囲を持つ。UV-Cはこの波長に備わる強い殺菌効果によって、水や空気の殺菌などに広く用いられている。

ジャガー・ランドローバーは、このUV-C技術を将来の市販モデルに搭載するべく、研究開発を進めている。その目的は、車内で風邪やインフルエンザのウイルスの拡散を防ぐことにある。

ジャガー・ランドローバーは、空調システムにUV-C技術を導入する方針。UV-Cをウイルスに照射すると、DNAの分子構造が破壊されて中和される。その後、きれいな空気を室内に放出する、としている。