スナガSJW-3(ジャパンボートショー2019)《撮影 高木啓》

公園の池やリゾートの湖に浮いているスワンボート。最近は動力付きタイプもあり、ジャパンインターナショナルボートショー2019(ジャパンボートショー2019)にも出展されていた。群馬県明和町に本社を置くスナガの「SJW-3」は95万円だ。

ふつうスワンボートはペダルをこいで進むようになっており、けっこう疲れる。たいてい左右2人乗りでどちらにもペダルが付いているが、子どもには足が届かなかったりして、結局お父さんがひとりで頑張るハメになったりする。とうぜん動力付きのスワンボートの需要が発生するわけだ。

動力付きボートとはいえ、製品の性質として、船舶免許不要の誰にでも乗れるボートでなればならない。また運用者の都合としては船舶検査(自動車の車検に相当)不要が望ましい。船舶免許不要・船舶検査の規格は全長3m未満、出力1.5kW未満だ。

ということで、SJW-3は全長2.95mの船体にトーハツ製2馬力(2PS=1.47kW)仕様船外機を取り付ける。船体はワイドなカタマラン(双胴船)、幅は1.55m、定員は3名となっている。工場渡し、エンジン付き、法廷安全備品含まず、税抜き価格が95万円。電気モーターのエレキ仕様も設定されており、価格は同じ。船外機はEpropulsion(イギリス)製ののSpirit 1.0を搭載する。

“首”のない「SJ-3」だと工場渡し本体価格が77万円で、こちらもエレキ仕様は同価格。船体以外のスベックはSJW-3と同じ。

スナガSJW-3(手前)。向こうの赤い船体がSJ-3(ジャパンボートショー2019)。《撮影 高木啓》 スナガSJW-3(ジャパンボートショー2019)《撮影 高木啓》