高速道路に設置しているCCTV カメラ

NEXCO中日本は2月6日、安全、安心・快適な高速道路にする一環として、新たに、「CCTVカメラを用いた交通映像解析技術」を2月7日から3月15日まで募集すると発表した。

高速道路には、交通事故や渋滞など、交通状況を速やかに把握するため、CCTVカメラを設置している。ただ、カメラ台数の増加に伴って監視員が常時画像を監視し、交通事故などを自ら発見することが困難となってきている。

自動で交通事故などを発見する技術を導入してきたものの、太陽光の照射や影などの環境要因に影響を受けて検知率が低くなるケースや、通常のズーム・旋回式のカメラに加えて光景(画角)を固定した専用カメラを別途設置する必要があり、コストが増加するなどの課題があった。

今回、これら課題を解決する技術を募集する。具体的には、ズーム・旋回が可能なカメラによって画角を自動認識し、交通事故などを発見する技術と、照明が設置されていない場所で夜間でも交通事故などを発見する技術を募集する。

応募のあった技術のうち、有効な技術と認められる技術は、今後、同社の管轄する高速道路で試行導入する。

実現したい道路管理のイメージ