フォードモーター(Ford Motor)は11月8日、電動キックスケーターのシェアリングサービスを行う「スピン」(Spin)社を買収すると発表した。
スピン社は2016年、米国カリフォルニア州サンフランシスコで設立された新興企業だ。電動キックスケーターを使ったシェアリングサービスを提供している。ユーザーは、スマートフォンを利用して、シェア手続きを行う。スピン社は米国内の13都市や大学のキャンパスなどにおいて、多くの利用者を獲得している。
フォードモーターは今回、このスピン社を買収すると発表した。同社の買収は、ユーザーがより簡単に、より迅速に、より安価に移動できるモビリティサービスを拡大するというフォードモーターの戦略の一環となる。
また、スピン社の買収は、大都市の課題とされる「ラストマイル」に対応する狙いもある。フォードモーターは、安価に利用できる電動キックスケーターは、都市の交通渋滞や駐車場不足、環境問題の緩和に貢献する、としている。
フォードモーター、電動キックスケーターのシェアリング企業を買収…ラストマイルに対応
2018年11月09日(金) 21時30分