運用フロー

ピーステックラボは10月29日より開始する、BtoC、CtoCのシェアリングサービス「Alice.style(アリススタイル)」において、製品の発送にヤマト運輸が提供する「配送連携API」を採用する。送り状の用意が簡単になり、匿名配送が可能になる。

ピーステックラボがスタートする「Alice.style」は、家電や生活用品を貸し借りできるサービスだ。BtoCとCtoCとのハイブリッド型のレンタルサービスとなっている。

SNSで「いいね」した商品を体験してみたい、プレミアムな商品を購入前に使ってみたい、毎日使わないのに場所をとるモノがある、トランクルームに預けたままのモノがある、でも「モノ」をあまり持ちたくない、という消費者の課題を解決し、貸し手と借り手、消費者と商品の出会いを創出する。

いっぽうヤマト運輸は2017年12月から「配送連携API 」の提供を開始し、アプリなどに登録した情報を利用し、従来は手書きしている送り状を、スマートフォンを介して簡単に発行できようにした。これは「匿名配送」に対応し、送り状に住所の記載が無くても荷物をやり取りができるため、フリマなどを利用する場合に好評だという。

「Alice.style」では、貸し借りが成立すると、貸し手と借り手の双方に2次元コードを付与する。貸し手は、全国のヤマト運輸の営業所(約4000か所)やファミリーマート店舗(約1万6500か所)などから、2次元コードをかざすだけで簡単に送り状が印刷され、発送できる。

借り手も、商品の使用終了後、貸し手と同様に、付与された2次元コードを使用して簡単に商品を返却できる。

運賃の精算はアプリ上で完了しているので、商品の発送時に支払いの必要はない。貸し手と借り手の配送手配が「Alice.style」のアプリ内で完結する。