ドコモと東京海上日動は保険業務でのAI活用で協業

NTTドコモと東京海上日動火災保険は10月11日、包括業務提携に基づいて「保険レコメンデーションのAI化」と「保険プロセスのフルデジタル化」に向けて検討することで合意したと発表した。

時代とともに顧客の価値観が多様化する中、保険に関するニーズも変化している。これらニーズに対応するため、スマートフォンを通じて個々の顧客におススメの保険を、AIを活用して提示するサービスの実現に向けて検討、2019年度上期にサービスを開始する予定。

具体的には、既存の保険商品の組合せに加え、顧客の状況や予算にあわせた最適な補償内容や保険料の配分についてAIを活用して推奨することを検討する。ドコモが保有するテクノロジーや顧客基盤と、東京海上日動の多様な保険商品を組み合わせることで、「AI時代の新たな保険の提供の形」を目指す。

また、保険レコメンデーションのAI化の取り組みで、顧客がスマートフォン上で、保険の加入から保険金受け取りまでの全プロセスをオンラインで完結し、「いつでも」「どこでも」「簡単」「便利」に手続きできるデジタル保険基盤の構築に向けて検討する。

両社はこれらの取り組みを通じて、顧客へAI時代における新たな保険のユーザーエクスペリエンスの提供を目指す。

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