およそ40年、千代田線の主力で活躍していた6000系。現在は2編成を残すのみとなった。《出典 東京地下鉄》

東京地下鉄(東京メトロ)は9月28日、千代田線用6000系のラストランを11月11日に実施すると発表した。

6000系は1968年に試作車が、1971年に量産車が登場し、1990年まで353両が製造された。世界初の回生ブレーキやチョッパ制御を採用した省エネ車であることや、アルミ製車体であることが注目を浴び、1972年には鉄道友の会のローレル賞にも輝いた。

2010年に後継の16000系が登場すると廃車やインドネシアへの譲渡が始まり、現在は6102編成と6130編成を残すのみとなっている。

6000系は10月5日限りで定期運用を終了するが、10月13日から11月11日までの土休日に千代田線綾瀬〜霞ヶ関間で1往復が特別運行される。時刻は綾瀬13時29分発〜霞ヶ関13時55分着・14時16分発〜14時42分着。特別運行ではヘッドマークが掲出される。