歩行者用感知器

住友電工は9月12日、交通事故の未然防止を目的とした歩行者用感知器を製品化し、出荷を開始したと発表した。情報を交差点右折車両に対して提供し、ドライバーに注意喚起する。

住友電工はこれまでも、交通事故の未然防止を支援するため、路車協調による安全運転支援システムを開発してきた。同システムでは、道路側の感知器で横断歩道上の歩行者・対向車の存在を検知。その情報を交差点右折車両に対して提供し、画面表示・警告音でドライバーに注意喚起する。今回、これらのシステムに加え、新たに歩行者専用の感知器を製品化し、2018年3月から出荷を開始。これまでに、大阪府警察を含む国内計5府県警察に納入している。

新製品は、昼・夜の日照条件や、晴れ・雨の気象条件などの環境変化に強い24GHzのミリ波レーダを採用。また独自のアルゴリズムを用いた高い歩行者検知精度と、広い検知エリアを実現している。

安全運転支援システムのイメージ 歩行者用感知器の設置イメージ