
メルセデスベンツは9月5日、アマゾン(Amazon)と提携を結び、新型『スプリンター』(Mercedes-Benz Sprinter)2万台をアマゾンに納入する契約を締結した、と発表した。
スプリンターは、メルセデスベンツの主力商用車。スプリンターには、バン、ピックアップトラックなど、用途に応じたバリエーションを用意。世界およそ130か国で販売されており、世界累計販売台数は340万台を超えている。
新型スプリンターは、12年ぶりにフルモデルチェンジを受けて登場。3世代目となる新型では、「初のフルコネクテッド商用車」をテーマに開発。車載コネクティビティが充実しており、ダッシュボードに大型モニターが2つ並ぶデジタルコクピットも選択できる。
また、タッチスクリーンと音声制御を備えたマルチメディアシステム、「MBUX」(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)を設定。AI(人工知能)のおかげで、このシステムは学習が可能。ステアリングコントロール、タッチスクリーン、音声コントロールシステムのいずれかで制御できる。
メルセデスベンツは今回、アマゾンと提携を結び、新型スプリンター2万台をアマゾンに納入する契約を締結。新型スプリンターは、メルセデスベンツが同日に開所した米国サウスカロライナ州の新工場で生産を行う。アマゾンは、新型スプリンターをネット通販の商品の配送業務に活用。メルセデスベンツはアマゾンが、スプリンターの世界最大の顧客になる、としている。


