横断歩道と信号機が設置された交差点で、横断していた高齢女性がクルマにはねられる事故が起きた。女性はこの事故で死亡しているが、女性側の信号無視が事故の主因とみられている。

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28日午後11時10分ごろ、北海道帯広市内の道道で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。歩行者側の信号無視が原因とみられ、女性は死亡している。

北海道警・帯広署によると、現場は帯広市西12条南18丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。73歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、右方向から交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、腹部強打に伴う内臓損傷が原因でまもなく死亡。クルマを運転していた同市内に在住する30歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を過失致死に切り替え、調べを続けている。

現場は夜間でも見通しの良い交差点。事故当時は歩行者側が赤信号だったとみられており、警察では死亡した女性が信号を無視するか、看過したことが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は夜間になると交通量が減少する区間。死亡した女性は右方向から進行してきたクルマにはねられており、信号無視だけでなく、安全確認自体にに怠りがあった可能性が高いとみられている。