23日午前11時45分ごろ、山口県山口市内にあるJR山口線の湯田温泉駅前で軽乗用車が暴走。駅舎に突っ込む事故が起きた。この事故でクルマの運転者が軽傷を負ったが、駅の利用客などにケガはなかった。

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山口県警・山口署によると、現場は山口市今井町付近。軽乗用車はJR湯田温泉駅につながる県道を走行。減速しないまま突き当たりにある駅舎に向かって突っ込んだ。

クルマは駅舎手前の支柱に衝突して中破。運転していた同市内に在住する69歳の女性が胸部打撲の軽傷を負ったが、駅車内にいた利用客や駅員にケガはなかった。

クルマは駅舎への通行用に確保されたクルマ1台分のスペースをすり抜け、3段ほどの階段を乗り越えて突っ込んでいた。警察の簡易聴取に対して運転者は「ペダルを踏み間違えた」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故当時、駅前の駐車スペースには、タクシーを含めた6台のクルマが止まっていた。暴走した軽乗用車は、駅舎への出入用に駐車禁止となっている1台分のスペースをすり抜けるようにして、駅舎に突っ込んでいた。進行しているコースがずれていた場合、左右どちらかのクルマに衝突していた可能性もあったという。