家族と一緒に歩いていた2歳の男児が交通量の多い道路に飛び出し、走ってきたバイクにはねられる事故が起きた。男児はこの事故で死亡している。

☆☆☆

4日午後9時45分ごろ、東京都板橋区内の都道で、車道に飛び出してきたとみられる男児に対し、進行してきた大型バイクが衝突する事故が起きた。男児は死亡。警察はバイク運転者を逮捕している。

警視庁・志村署によると、現場は板橋区東坂下1丁目付近で片側2車線の直線区間。丁字路交差点には横断歩道と信号機が設置されている。2歳の男児は車道に飛び出してきたところ、交差進行してきた大型バイクにはねられた。

男児は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。バイクを運転していた北区内に在住する49歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は昼夜を通して交通量の多い区間。死亡した男児は家族と現場近くの飲食店で食事後、駐車場まで歩いて向かう際、単独で飛び出したものとみられる。逮捕された男は「子供が車道に出てきた。ブレーキを掛けたが、間に合わずに衝突した」などと供述しているようだ。警察では事故当時の信号表示状況を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

事故当日、現場付近では花火大会が開催されており、死亡した男児は家族と一緒に花火を見て、その後に現場近くの飲食店で食事をしていた。店を出て駐車場へ向かおうとしていたところ、何らかの理由で車道へ飛び出したものとみられ、警察では家族からも事情を聞いている。