片側1車線のアンダーパスを走行していた自転車に対し、後ろからきたトラックが衝突する事故が起きた。アンダーパス内の自転車走行は禁じられており、乗っていた高齢男性がこの事故で死亡している。

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30日午前1時40分ごろ、大阪府堺市西区内の市道を自転車で走行していた高齢男性に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突する事故が起きた。男性は死亡。警察はトラック運転者を現行犯逮捕している。

大阪府警・西堺署によると、現場は堺市西区鳳西町付近で片側1車線の直線区間。JR阪和線の下を通るアンダーパスとなっている。忠岡町へ在住する77歳の男性が乗る自転車は道路左側の路肩を走行していたところ、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。

追突によって自転車は転倒。男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡した。トラックを運転していた高石市内に在住する48歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場となったアンダーパスの車道は自転車の通行が禁止されており、自転車は歩道を走ることになっていた。警察では死亡した男性がアンダーパスの車道に迷い込んだ可能性を含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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アンダーパスには幅員が広めの歩道が両側に設置されており、自転車はこの部分を走行することになっていた。歩道部分は傾斜も緩めになっており、自転車でも走りやすい構造だったという。