BMWグループは7月6日、新型BMW『8シリーズクーペ』(BMW 8 Series Coupe)の生産プロセスに最新のデジタル技術を導入した、と発表した。
新型8シリーズクーペは、BMWグループのドイツ・ディンゴルフィン工場で量産を開始。同工場は、『5シリーズ』と『7シリーズ』を組み立てており、BMWブランドの中大型車の生産拠点となる。
新型BMW 8シリーズクーペの生産開始に合わせて、ディンゴルフィン工場の生産プロセスに、最新デジタル技術を導入。例えば、ドアの組み付け工程では、部品は自動運転の台車によって製造ラインに供給される。完成ラインでは、ロボットがギャップやアライメントのミスがないか、測定を行う。
また、ディンゴルフィン工場の従業員は、ウェアラブルデバイスを着用。身体に装着されたモバイルコンピュータが、組み立て作業を支援する。例えば、オプション装着車を組み立てる際、スマートウォッチの振動アラームを作動させて、従業員に注意を促す。
さらに、事前に従業員が、新型8シリーズクーペの組み立てプロセスを、VRメガネを装着して学習。これにより、量産立ち上げ前に、新型8シリーズクーペの生産に従業員が慣れることができた、としている。
BMW 8シリーズ 新型、生産をデジタル化…スマートウォッチやVRメガネを活用
2018年07月09日(月) 20時30分
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