ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークスは、全国トップクラスの工場数があり多様な産業が集約して所在する大阪府東大阪市に車両整備工場「スーパーワークス東大阪工場」を新設する。11月中旬に竣工する予定。

新しい拠点は同社直営工場の中でも、作業効率を大幅に向上した整備工場である「スーパーワークス」の1つ。同社の全国71整備工場のうち「スーパーワークス」は東大阪工場を含め、全国に25拠点展開している。

東大阪工場はトラックを入庫後、車両をバックさせずに作業を終えられる「一筆書き」の作業動線を導入する。「歩かない」「動かない」「探さない」「迷わない」を基本行動とした最短・効率的に作業できる。入庫計画や進捗状況をリアルタイムに確認できる日次計画ボードとモニターを設置し、効率的にスケジュール進捗を管理する。

コンピューターシステム診断機で車両の状態を診断し、的確な整備の実施、整備データを活用した予防整備を提案する。空調管理設備を完備しており、労力負担を軽減する機械設備導入を通じ、整備士が快適に作業できる環境を整える。

東大阪市近郊に拠点のある物流・運送事業者を中心に、5年以内に約3000台の契約台数を目指す。