デンソーは、韓国の生産会社「デンソーコリアエレクトロニクス」、「デンソーコリアオートモーティブ」、および販売・開発会社「デンソーインターナショナルコリア」の3社を7月2日付けで経営統合すると発表した。
統合後は「デンソーコリア」として、自動車部品の開発から製造、販売まで一貫して行い、経営のスピードを向上させることで、韓国における事業体質の強化、成長に取り組む。なお、新会社の社長にはデンソーコリアオートモーティブのキム・ギョンソプ社長が就任する。
デンソーは、1976年に初めて韓国で生産会社を設立して以来、現地の自動車メーカー向けにメーターやヘッドアップディスプレイなどの表示系製品や、カーエアコン、スターターやオルタネーター、小型モーターなどを生産。また1997年には販売会社を設立し、現在では開発機能を担うテクニカルセンターを併設し、事業の現地化を進めてきた。
今回の経営統合により、技術開発とモノづくりの両面においてシナジーを創出するとともに、販売機能も一体化することで、現地顧客のニーズに合わせた製品開発を加速。また経営部門など、機能部門を集約することで経営スピードの向上を図る。
デンソー、韓国グループ会社3社を統合 開発から量産まで一貫生産で経営スピード向上
2018年06月28日(木) 16時45分
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