ブガッティ・シロンの100台目がラインオフ

ブガッティは5月23日、『シロン』の100台目がラインオフした、と発表した。

シロンは、『ヴェイロン』の後継車として、2016年春にデビュー。ヴェイロン同様、世界で最もパワフル、最速、最もラグジュアリーかつエクスクルーシブな量産スーパーカーを目指して、開発された。

ミッドシップに搭載される新開発の8.0リットルW16気筒+4ターボは、2ステージターボ化され、最大出力1500hp/6700rpm、最大トルク163kgm/2000-6000rpmを引き出す。ヴェイロンの最大出力1200hp、最大トルク153kgmに対して、300hp、10kgm強化された。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ「DSG」。駆動方式は4WD。シロンは、0〜100km/h加速2.5秒、最高速420km/h(リミッター作動)という世界最高峰の性能を実現する。

ブガッティのフランス本社工場から、シロンの100台目がラインオフ。100台目のシロンは中東の顧客がオーダーした1台。車体は顧客の好みを反映し、ダークブルーのボディをフルカーボンのマット仕上げとし、イタリアンレッドのアクセントが配された。価格は、285万ユーロ(約3億6650万円)と公表。ブガッティは、限定500台の生産に向けて、シロンの受注は好調、としている。