見通しの良い直線区間の交差点で信号待ちをしていた大型観光バスに対し、後ろからきた軽乗用車が追突した。速度を落とさないで追突したとみられ、運転者の高齢女性が死亡している。

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11日午後0時40分ごろ、宮城県石巻市内の国道45号で、信号待ちのために停車していた大型観光バスに対し、後ろから進行してきた軽乗用車が追突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡している。

宮城県警・石巻署によると、現場は石巻市蛇田付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。大型観光バスは第1車線で信号待ちのために停車していたが、後ろから減速しないまま進行してきた軽乗用車が追突した。

追突によって軽乗用車は中破。運転していた女川町内に在住する71歳の女性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。バスに客は乗っておらず、運転者にもケガはなかったという。

現場は見通しの良い区間。警察では軽乗用車側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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追突した軽乗用車は前部のボンネットが完全に潰れるような状態となっており、このことから「速度を保ったまま追突した」と推測されている。現場は見通しの良い区間のため、前方不注視だけでなく、疾病による意識喪失も視野に入れて捜査が進められているようだ。