ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカー、ポールスターは3月13日、同社の第一号車の『ポールスター1』の先行予約受注を、世界18か国で開始すると発表した。
ポールスター1は、ボルボカーズから独立した電動高性能車ブランドに位置付けられるポールスターが、2019年の半ばから導入予定。プラグインハイブリッド(PHV)の高性能な2+2のグランドツアラークーペとなる。
ポールスター1は、ボルボカーズの新世代プラットフォーム、「SPA」(スケーラブル・パフォーマンス・アーキテクチャ)がベース。ただし、その約50%は、ポールスターの独自設計となる。
PHVパワートレーンは、2.0リットル直列4気筒ガソリン「Drive-E」エンジンが前輪を駆動。2個のモーターが後輪を駆動する4WDとなる。システム全体で、最大出力600hp、最大トルク102kgmを発生。EVモードの航続は150km。ポールスターによると、市販ハイブリッド車で最高のEVレンジを備えるという。
また、ボディパーツのほとんどをカーボンファイバーとして、230kg軽量化。ボディのねじり剛性は45%向上させた。オーリンズと共同開発した連続電子制御サスペンション「CESi」を採用。また圧倒的な加速力に対する制動力を確保するため曙ブレーキとの共同開発によるブレーキを装着。後輪左右を駆動する2個のモーターには、トルクベクタリング機能を持つ。
今回、ポールスター1の先行予約受注を、世界18か国で開始。対象となるのは、中国、米国、スウェーデン、ドイツ、ノルウェー、オランダ、英国などの顧客。なお、先行予約受注には、2500ユーロ(約33万円)のデポジットが必要、としている。
ポールスター1、先行予約受注を世界18か国で開始…600hpのPHVクーペ
2018年03月14日(水) 10時15分
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