カーブ進行中に路外へ逸脱してガードレールに衝突した軽乗用車。ガードレールは車内へ突き抜ける状態となり、乗っていた2人が死亡している。

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4日午前9時50分ごろ、三重県亀山市内の名阪国道上り線を走行中の軽乗用車が路外に逸脱。中央分離帯のガードレールに衝突する事故が起きた。ガードレールが車内にまで突っ込み、乗っていた2人が死亡している。

三重県警・高速隊によると、現場は亀山市関町越川付近で片側2車線の緩やかな左カーブ。軽乗用車は第2車線を走行していたが、カーブを曲がりきれずに道路右側の路外に逸脱。中央分離帯のガードレールに正面衝突した。

ガードレールは軽乗用車の車内に突っ込む状態となって、クルマは大破。運転していた大阪府大阪市内に在住する23歳の男性と、助手席に同乗していた23歳の女性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡している。

現場はトンネル出口から約200mの地点。上下線の間に道路施設があり、その導入部となっていた。警察では速度超過やハンドル操作の誤りが事故につながったものとみて、発生の経緯を詳しく調べている。

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事故が起きた現場には道路施設への導入部があり、左カーブを曲がらずに路外へ逸脱した軽乗用車はこの導入部を直進するようにしてガードレールへ突っ込んだものとみられている。導入部のため、設置されたガードレールは連続したものではなく、突端部へ衝突したことによって車内突入に至ったようだ。