天然温泉あさひの湯《撮影 中込健太郎》

名古屋から四日市、四国方面に向かう国道23号、名四国道周辺の温泉というと、「オートレストラン長島」の温泉が2017年3月末で営業終了(その後レストランのみ運営者が変わり営業再開)し、ドライバーには少し寂しい印象だ。

そんな中、国道1号に面している「天然温泉あさひの湯」(三重県朝日町)に注目だ。カラオケ、ゲームセンター、バッティングセンターなども擁す「アソビックスあさひ」内にある温泉施設だ。

施設によっては24時間営業もしている、地域の遊びの殿堂、不夜城といった雰囲気さえ感じる。名古屋から、鈴鹿、伊勢神宮、関西方面に向かう際、23号沿線はファミリーレストランなど食事のできるところが意外と少ないので、覚えておいて損はない。

温泉はナトリウム-塩化物温泉で低張性の弱アルカリ性だ。地下1700メートルから湧出するという毎分310リットルの源泉は50度オーバーと高温。ゆったりと浸かり、じわりと楽しめるお風呂が特徴だ。

筆者が訪れたのはお正月営業のさなかで、特別料金の780円だったが、通常は680円とリーズナブル。広々とした浴室で足を延ばせば、旅の疲れだけでなく日頃のストレスもきれいに洗い流せそうだ。

営業時間が午前1時までと、この地域では比較的遅くまで営業しているのもポイントだ。渋滞をやり過ごしてここでゆっくりとするというのもよいだろうし、逆に早朝に到着したいというような旅程で、ここに立ち寄るのもおすすめだ。鈴鹿サーキットで、明け方から開門を待つというようなレースも少なくない。

とはいえ、食事ができるスペースなども充実していることもあり、利用者は地元の人が多いようだ。地域の人たちに親しまれている温泉を地域の人たちの輪に交じって楽しむ。それも温泉施設の楽しみ方ではないだろうか。

寒い時期、お伊勢参りや関東と関西の往来の際はここで体を温め、またモータースポーツシーズンが始まったら鈴鹿サーキットの観戦の前後で肌を休ませる。利用価値の高そうな温泉だ。

天然温泉あさひの湯《撮影 中込健太郎》 天然温泉あさひの湯《撮影 中込健太郎》 天然温泉あさひの湯《撮影 中込健太郎》 天然温泉あさひの湯《撮影 中込健太郎》 天然温泉あさひの湯《撮影 中込健太郎》 近鉄電車の駅から送迎バスもでており、利便性も高い。50度越えの弱アルカリ性高温泉が観戦疲れも癒す!!「天然温泉あさひの湯」《撮影 中込健太郎》 下駄箱はデポジットのいらないタイプ。少しのことだがこういうのも小銭がいらなくて簡便だ。50度越えの弱アルカリ性高温泉が観戦疲れも癒す!!「天然温泉あさひの湯」《撮影 中込健太郎》 下駄箱は普通に無料。デポジットがいらない。50度越えの弱アルカリ性高温泉が観戦疲れも癒す!!「天然温泉あさひの湯」《撮影 中込健太郎》 正月期間中は特別料金だった。それでもリーズナブルだ。出かけた地で入る温泉、1000円以下の施設に特に魅力を感じる。50度越えの弱アルカリ性高温泉が観戦疲れも癒す!!「天然温泉あさひの湯」《撮影 中込健太郎》