室屋義秀選手(向かって左)の応援に駆けつけた佐藤琢磨選手

レッドブル・エアレース 最終戦(インディアナポリス)は、10月14日(現地時間)に最後のフリープラクティスのほか、決勝へつながる予選も開催される。そして午前の「ハンガーウォーク」にスペシャルゲストの佐藤琢磨選手が現れた。

琢磨選手は、今年5月に今回のエアレースと同じインディアナポリス「モーター・スピードウェイ」で、日本人として初めて自動車レースのインディ500マイルレースに優勝。14日は室屋選手の応援に駆けつけたのだ。

琢磨選手は、インディ500の時と大きく変わったモーター・スピードウェイの風景に驚きを隠せない様子だった。会場を訪れて「エアレースは初めての体験だが、室屋選手の応援に駆けつけることを楽しみにしていた。会った瞬間に同じ“臭い”を感じた。勝利を追い求めるという共通項があったからだと思う。コックピットに座らせてもい、レースカーとは違うけれど共通点も多かった」と話した。

室屋選手は琢磨選手について「同じレースを語れる仲間から応援を受けるなんて、本当に嬉しいですね」と感謝の弁。「これまで準備は十分してきたので、後はいつも通り飛んで淡々とこなしていって勝ちにつなげたい」と間もなく訪れる最終戦へ向けた抱負を述べた。

この後、選手たちは最後のフリープラクティスに臨み、午後4時頃からいよいよ予選がスタートする。

協力:レッドブル(ハンガーウォーク)

注目の2人が並んだということで海外メディアも続々とハンガーを訪れていた 互いに勝利を目指す同じ境遇の人間として「共通点は多かった」(佐藤琢磨選手) 4ポイント差で室屋選手をリードするマルティン・ソンカ選手の機体 第7戦で総合第3位に付けているピート・マクロード選手(カナダ) 佐藤琢磨選手はこの日、「インディ500」優勝記念のリングを身につけて登場した