ケーニグセグ アゲーラ RS

スウェーデンのケーニグセグ(Koenigsegg)社は10月5日、『アゲーラRS』が0〜400km/hまで加速して停止するというテスト走行を行った結果、36秒44の世界新記録を達成した、と発表した。

アゲーラ RSは、「アゲーラ」シリーズの頂点に立つ『アゲーラ R』をベースに開発されたさらなる高性能グレード。アゲーラ Rは、5.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。最大出力1115hp、最大トルク122.4kgmを引き出す。乾燥重量1330kgの軽量ボディと、7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせにより、0〜100km/h加速2.9秒というパフォーマンスを可能にしていた。

アゲーラ RSでは、同社初の「メガ・カー」(最大出力が1メガワット、100kW=1360ps)となった『One:1』のノウハウを応用。エアロダイナミクス性能や冷却性能の向上に、One:1の技術を導入する。5.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンも、専用チューン。最大出力1115hpから1160hpへ、45hp強化された。

今回、ケーニグセグはこのアゲーラ RSをデンマークの空港滑走路に持ち込み、停止状態から400km/hまで一気に加速した後、急制動で再び停止するというテスト走行を実施。ドライバーには、ケーニグセグのファクトリードライバーのNiklas Lilja氏を起用。この結果、アゲーラ RS は36秒44のタイムを計測した。

このタイムは、ブガッティ『シロン』が2017年9月、同じ方式のテストで打ち立てた41秒96のタイムを5秒以上短縮する新たな世界記録。ケーニグセグによると、アゲーラRSは停止状態から1958mの距離を26秒88で駆け抜け、400km/hに到達。また、400km/hから急制動し停止するまでに、483mの距離と9秒56の時間を要したという。

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