国土交通省雨量データ収集地域の拡大

道路交通情報通信システムセンター(VICSセンター)は、VICS WIDEサービスで提供している「大雨エリア情報」について、9月12日より情報提供対象地域を全国に拡大した。

近年、都市部を中心にゲリラ豪雨と呼ばれる局地的大雨によって、道路冠水が発生することにより、ドライバーの気象情報や災害情報に対する関心・ニーズが高まっている。大雨エリア情報では、国土交通省が収集配信する雨量データのうち、1時間当たりの雨量が50mmを超える大雨が発生しているエリアをカーナビに情報提供。エリア表示は250m四方メッシュ単位で行い、対応車載機はナビ画面上に該当降雨エリアを多角形表示する。

VICS WIDEの大雨エリア情報では、これまで全国約50%の地域で提供していたが、国土交通省の大雨情報提供の拡大にあわせ、対象地域を概ね全国全ての地域に拡大した。

50mm/hを超える大雨では、ドライバーの前方視認性が低下し運転に支障があるとされている。VICセンターでは、同サービスにより、ドライバーが地図画面上で降雨エリアを把握することで、大雨に伴う混雑路線の回避や、一時的な運転の中断など、安全性向上への貢献を図る。

大雨エリア情報の表示イメージ