TVRの新型スポーツカーに採用されるMT

英国のスポーツカーメーカー、TVRは8月9日、9月に初公開予定の新型スポーツカーに、マニュアルトランスミッション(MT)を採用すると発表した。

TVRは2015年6月、新型スポーツカーの開発計画を発表。TVRの新型スポーツカーは、英国のスポーツカーの伝統に則った2シーター車で、設計は『マクラレーンF1』などで知られる著名デザイナーのゴードン・マレー氏が担当。エンジンなどのメカニズム系は、F1エンジンを手がけるコスワースが開発する。

コスワースが開発するパワートレインは、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンとなり、車両重量1トン当たり、400bhpのパワーを引き出す。車両重量は1200kgに抑えられることから、パワーは480bhpレベルとなる。パワフルなエンジンと軽量ボディの組み合わせにより、0〜96km/h加速は4秒以下、最高速は322km/hの性能を発揮する。

今回、TVRはこの新型スポーツカーに、MTを採用すると発表。シフトチェンジに要する時間の短さから、多くの高級スポーツカーがデュアルクラッチトランスミッションを採用する中、TVRはMT路線を貫く姿勢を示した。

なおTVRは、新型スポーツカーの最新の予告イメージを1点配信。ショートストロークのシフトレバーのデザインが見て取れる。