京王線・幡ヶ谷第一架道橋。向かって左が新宿方面、右が八王子方面《写真撮影 高木啓》

鉄道が道路をオーバークロスするガード。以前、東京の高輪に、タクシーの屋根の社名表示灯が接触するぐらい、天井が低いガードがあったが、再開発に伴い姿を消した。そんな桁下の低いガードはもうないだろうと思っていたら、まだまだあるようだ……。

あてもなく渋谷区幡ヶ谷あたりを歩いていたら、京王電鉄京王線に制限高さ2.0mというガードを見つけた。幡ヶ谷〜笹塚間の幡ヶ谷第一架道橋。線路の前後(道路間左右)を見渡すと、線路が地平から高架に上がる途中で、昔からあった踏切が背の低いガードになったような印象だ。

車でのアクセスは甲州街道下り線からで、首都高速道路幡ヶ谷出口と合流した後、中野・中野通り方面レーンに入って、笹塚交差点の手前で左折する道路。一方通行。甲州街道上り線からは入れない。幅のない道路なので、じっくり観察するなら近隣の駐車場に車を停めておくと良い。

近くには、都心では珍しくなった踏切があり、テレビドラマのロケ地になっていたりするので、行けば「ああ、あそこね」と思い出す人もいるかも。

桁下の低いガードを見つけたら、また報告したい。不定期連載開始。

京王線・幡ヶ谷第一架道橋。向かって左が新宿方面、右が八王子方面《写真撮影 高木啓》