送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置《写真提供:フォルシアジャパン》

クラリオンセールスアンドマーケティング(CSM)は3月14日・15日の2日間、インテックス大阪で開催される「バックオフィスDXPO大阪'23」に出展、送迎バス置き去り防止支援装置を初披露する。

バックオフィスDXPO大阪は、業務効率化・生産性向上・DX推進のためのIT製品が集結する展示会。CSMは送迎バス置き去り防止支援装置を初披露するほか、クラウド活用型車両管理を中心とした、車両管理部門が抱える課題に対するソリューションを紹介する。

送迎バス置き去り防止支援装置は、運転手がバスのエンジンを切ると、運転席または乗降口に取り付けられたスピーカーから車内の確認を促すアナウンスが流れ始める。運転手は車内後方へ移動しながらバス内に乗員が取り残されていなことを確認。最後方天井付近に取り付けた確認完了スイッチを押すことでアナウンスが停止する。なお、5分以内に確認完了スイッチを押さなかった場合は、車の標準ホーンまたは別売りホーンが自動で鳴り、車外向けの警報を発する。

また、同社既存製品と連携することでシステム拡張を図ることができる。ドライバーが確認完了スイッチを5分間押さなかった場合、通信型ドラレコに信号が流れ、指定のPC宛てに最大10件の緊急メールを自動送信。PCがOFFになっていたり、所有者が不在の場合、またメールに気づかない場合、緊急メールを検知する音声対応ネットワーク制御信号灯が光や音又は音声で周囲に緊急事態を知らせます。さらに、信号灯の緊急通報にも気づかない場合、最大8人まで緊急メールを送信するなど、より高度な置き去り検知が可能となる。

クラウド活用型車両管理ソリューション「SAFE-DR」は、ドライバーの危険運転をデータや映像で把握することで、より有効な運転指導のサポートを通し安全運転意識を高める。ダッシュボード機能では、ドライバーや車両ごとの運行データを自動で集約し、毎月の稼働状況を一覧表示。蓄積された膨大な運転データを可視化、車両稼働状況のタイムリーな確認など、車両運行管理の効率化を図る。また、運行情報から運転日報・月報・サマリーを自動生成、ドライバーの日々の業務負担軽減をサポートする。

SAFE-DRの追加機能として利用できる「アルコールチェック管理サービス」では、ドライバーがアルコール検知機でチェックした乗車前後の酒気帯びの有無をスマートフォン経由で送信、管理者がリアルタイムで確認・管理できる。