御殿場プレミアムアウトレットで近距離モビリティWHILLのシェアリングサービス実証実験を開始《写真提供 WHILL》

三菱地所・サイモンとWHILL社は、三菱地所・サイモンが運営する御殿場プレミアムアウトレット(静岡県御殿場市)にて、6月10日より、WHILL社が開発する免許不要の近距離モビリティ『WHILL』を活用したシェアリングサービスの実証実験を開始すると発表した。

御殿場プレミアムアウトレットは国内アウトレット最大の店舗面積を誇り、店舗数は約290店舗に上る。バラエティ豊かなショップが集結しているため、あらゆる客層の買い物ニーズに添いやすい一方、長距離、長時間の歩行が難しい、疲れてしまうなどの不安から、広い場内を回り切れないといった課題も抱えている。

今回、こうした課題の解決に向けて、免許不要で歩行領域・屋内・施設内を走行できるWHILLのシェアリングサービスの実証実験を行う。導入するのは『WHILLモデルC2』4台と『WHILLモデルF』2台の計6台。モデルC2は高いデザイン性と、5cmの段差乗り越え、回転半径76cmの小回り能力、リアサスペンションを採用した滑らかな乗り心地などを特徴とした近距離用モビリティ。一方のモデルFは、高いデザイン性や操作性はそのままに、軽量化を実現した折りたためるタイプのモビリティ。ユーザーの身体の状況や移動ニーズに合わせて選ぶことができる。

実証実験では、広大な敷地内のショップや飲食店を巡りながら買い物できる移動サービスを提供することで、高齢者や長距離の歩行に不安を抱える人を含め、誰もが快適に楽しんでもらう環境を整え、回遊性の良さや顧客満足度の向上を検証する。

御殿場プレミアムアウトレットで近距離モビリティWHILLのシェアリングサービス実証実験を開始《写真提供 WHILL》 貸出ポート設置場所《写真提供 WHILL》 貸出ポート設置場所《写真提供 WHILL》 貸出ポートに設置してあるタブレット端末《写真提供 WHILL》