トピー工業 アルミホイール《写真提供 トピー工業》

トピー工業は3月1日、乗用車用アルミホイール事業強化を目的に、アルミ統括センターを新設したと発表した。

アルミ統括センターでは、同社グループのアルミホイール事業の開発・運営機能を集約する。子会社である旭テックおよび九州ホイール工業との一体的運用をさらに推進するとともに、急激なEV化、エネルギーや原材料価格の急騰等の事業環境の変化への対応力および顧客や市場のニーズを捉えた新技術の開発・応用力を強化。グローバルで伸長が見込まれる乗用車用アルミホイールのさらなる収益拡大を図る。

トピー工業は、2018年に旭テックをグループに迎え、アルミホイール事業における営業戦略の一本化を図るとともに、トピー工業の乗用車用スチールホイールと旭テックの乗用車用アルミホイールの各販売網を活かした相互拡販を進めてきた。また、旭テックと九州ホイール工業の技術の相互供与による生産性の向上や生産の相互補完、製品の軽量化、新たな塗色等の意匠提案による製品開発等を積極的に進めるとともに、購買協力の推進等によるコスト改善を実現し、中期経営計画の重点テーマ「グループシナジーの発現」を着実に推し進めてきた。

今回、アルミ統括センターを新設することで、開発面および運用面での機能集約を進めるとともに営業活動や原材料購入等の購買活動でもさらなる共通化を進める等、同社グループのアルミホイール事業の一体的運営を深化させ、統合効果をより一層高めていく。